バーの内装工事の流れを詳しく解説!これで理想のお店が完成

バーの内装工事はコンセプト決めや予算の把握、業者選びなどの順番で行われます。さらに担当者との打ち合わせや設計図の作成その次には、工事や引き渡しと進んでいくのです。

独立して自分のお店を持つとき、どんな内装が理想か考えたことはありますか。自分の夢を詰め込んだバーの内装はこだわりたいところです。そのため、理想とするビジョンをいくつかの持っている人も多いでしょう。この記事では、理想のバーを作るために欠かせない、内装の流れについて解説します。事前に知っておけばスムーズに準備に入ることができ、理想的なお店が完成するかもしれません。

内装のコンセプトを明確にしよう

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理想とするビジョンを実現させるためにも、コンセプトは明確にしておきましょう。コンセプトが曖昧だと内装やインテリアにブレが生じ、何をお客さんにアピールしたいのか分からなくなります。アピールポイントも見つけにくくなり、集客力に影響が出てしまうかもしれません。そんな事態を避けるためにも早い段階でコンセプトとイメージを固め、工事の方向性だけは決定しておきましょう。理想とするビジョンがあると業者選びのときに参考になり、そのコンセプトを実現してくれるスタッフに出会えます。また、イメージがあればどんなお店にしたいのか従業員にも伝わりやすくなり、働く人たちの目標も見えてくるでしょう。スタッフ選びのときもコンセプトに合った人材を採用することもでき、お店の雰囲気作りにも一役かってくれるかもしれません。思いつかないときにはインターネットなどで画像検索をし、実際のバーの内装を参考にしてみるのも一つの方法です。アイデアを思い浮かんだら紙に書き留めて、打ち合わせのときの資料にしてみてください。

予算について調べておくことが大事

業者にお願いすれば当たり前のことですが、バーの内装工事には高額な工事費用が必要です。自分の場合はどのくらいの費用が掛かり、お金をいくら用意すれば良いのか調べておきましょう。予算オーバーになって工期が遅れてしまうなどのトラブルがないように、事前に調査しておくことは大事です。新築はまっさらな状態から工事を始めるため、自分の理想を詰め込みやすくなっています。その分利用する素材やデザインのチョイスによっては、金額は大きく異なるのです。予算にある程度余裕がある、理想を詰め込みたいのなら新築を選びましょう。改築工事は物件の一部を取り壊し、新しくバーを作ります。何もない状態から作るわけではないので、新築よりも金額は抑えられます。デザインを作り直す箇所の多さはその建物によるので、掛かる費用はケースバイケースです。

内装工事をお願いする業者を探す

自分自身が満足するバーを作るためには、業者選びに慎重になる必要があります。希望通りのお店にするためにも、気を抜かずにしっかりと調べて契約を結ぶことが重要です。まずは他のお店と差別化できるデザイン力を持っているか、どのようなデザインを得意としているのかリサーチしましょう。差別化出来るデザイン力があると個性的な仕上がりにすることもでき、唯一無二の店舗になります。アピールポイントが見出しやすく、印象に残るバーになるのです。特にバーを得意としている会社にすることがポイントで、細かなところまで気を配ったデザインを考えてくれる可能性が高くなります。ホームページにアクセスして実績や得意とする業種、多く手掛けているテーマなどを知っておきましょう。業者選びでは見積もりをとることも大切で、どこにするか迷ったら複数の業者を比較検討します。同じ条件で見積もりを出して貰い、内容や価格を見比べるだけです。見積もりから提案内容や金額、工期など詳しいことまで分かります。希望に合う会社が、グンと見つかりやすくなるでしょう。

打ち合わせをして間取りやコンセプトを決める

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本格的な内装工事をする前には、依頼した会社の担当者や設計士と打ち合わせを行います。土地や建物に合う間取りはどのようなものか、動きやすい配置など細かく決めていくのです。設計の知識がなくてもプロが図面に起してくれるので、心配する必要はありません。やりたいことを伝えれば、専門家が設計図を作成してくれるのです。もちろんある程度の知識があれば打ち合わせもスムーズになるので、専門書で勉強しておくのも良いかもしれません。出来上がった図面を見ながら、説明を受けて納得すれば話し合いは完了です。ただ単に打ち合わせをすれば良いのではなく、お金のことも気に留めなければなりません。理想を詰め込み過ぎると思ったよりも予算が跳ね上がってしまうケースも少なくないので、注意しましょう。予算内に収めるためにはどうしたら良いのか、工夫しながら話し合いを行うことが失敗を防ぐコツです。削れるところは節約し、こだわりたい部分はそのままにするなどお金のバランスを考えましょう。

契約を結んで本格的に工事をして貰う

担当者と打ち合わせをして何も問題がなければ、いよいよ本契約に進みます。契約書を交わして本格的な工事に進む流れで、必要事項の確認が行われ問題がなければ必要書類にサインをしましょう。当日いきなり書類を見てサインをするのは不安なときには事前にもらって、家で内容をチェックします。冷静な判断が出来るようにするためにも資料を熟読して問題はないか、聞いていた話しと違う部分の有無を探します。万が一違う箇所があればすぐに申し出て、相手の話を聞いておきましょう。自分自身の勘違いならそのまま、書類が間違っている場合は書き直しを依頼します。大きな金額が動くものなので、細心の注意を払うことが大切です。また内装工事はどんなに小規模であっても、建設工事の一つです。建設工事の契約では注文者と請負人に契約書の作成義務が課され、書類がないと法律違反に該当します。時間がない、面倒だからと相手が作成しないのは法律違反となるので、必ず電子でも作ってもらうようにしましょう。

工事開始から引き渡しまでの流れ

契約を結ぶと、本格的な内装工事のスタートです。業者のスタッフが連日訪れ、作業が始まります。床や壁紙の貼り付け、水回りやインテリアの配置と色々な作業が行われます。工事になるとやることはほとんどなく、基本的にはスタッフにお任せという形になるのです。全て任せてそのまま放置というのも問題はないのですが、やはり進行状況などは気になるかもしれません。覗きに行くのは遠慮してしまうと思う人も居ますが、それは間違いです。自分のお店に関わることなので、積極的に現場には足を運びましょう。どのくらいまで工事は終っているのか、スケジュールに遅れが生じていないなど確認します。スタッフにも迷惑にならない程度に話しかけて、滞りなく進んでいるのか聞き出してみてください。定期的に訪れると業者とのコミュニケーションも取りやすくなり、有益な情報が聞き出せることがあります。さらに依頼主の目があると気が引き締まり、スタッフのモチベーションもアップするので一石二鳥です。邪魔にならないように配慮しながら、見学しましょう。すべての作業が完了すると引き渡しとなり、費用の支払いを行います。

まとめ

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バーの内装工事では、いくつかのステップを踏んではじめて一つの店舗が完成します。スケジュール通りにスムーズに進めるためにも流れは確認して、滞りなく工事ができるようにしておきましょう。コンセプトやターゲット層は早めに決めておき、打ち合わせのときには希望を伝えられるように用意しておくことが大切です。信頼できる担当者やスタッフを見つけて、理想のお店作りを実現してください。